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ちょっと難しい?インターネット用語

●128ビット暗号 【128 bit Encryption】 インターネットでは、個人情報などは暗号化してやりとりすると安心だ。WindowsMeに付属のInternetExplorer5.5は、128ビットの暗号をサポートし、オンラインでのショッピングやバンキングがより安全に行えるようになった。暗号は解読されにくいほど、”強い”が、以前のバージョンでは、最大で56bitだった。128ビット暗号の実現は、2000年1月14日に、米国の暗号化技術の国外への輸出規制が、緩和されたことによる。

●MSNメッセンジャー 【MSN Messenger】 マイクロソフトが行っているメッセージングサービス。インターネットに接続している他の人にメッセージを送ることができ、リアルタイムにメッセージ交換を行うことができる。画像、音楽、文書ファイルを相手に送ることもできる。マイクとイヤホンを使って音声チャット、パソコンから国際電話に直接通話ができるなどの付加機能がある。ユーザー数は1999年12月現在で500万人と、AOLには遠く及ばない。同様のサービスにICQがある。

●Outlook Express 5.5 【Outlook Express 5.5】 Me付属のメールソフトはOutlook Express 5.5。1台のパソコンで複数ユーザーがメールを使い分けることができ、マルチアカウントに対応している。アドレス帳もユーザーごとに分けることができる。メールを複数のフォルダに振り分けたり、並べ替えたりできるのはもちろん、プレビュー機能で多数のメールをざっと見ることもできる。Outlook ExpressはHTMLメールの作成機能や、インターネットニュースの読み書き機能など、OSの付属とは思えない強力なメールソフトである。

●TCP/IP 【Transmission Control Protocol/Internet Protocol】 ティーシーピーアイピーインターネットで使われている通信手順の取り決め。プロトコル。インターネットに接続するときはTCP/IPを利用する。Meではセキュリティ、速度の面でTCP/IP機能が強化されている。TCP/IPの設定は初心者にとって難儀だったが、WindowsMeでのTCP/IPの設定は、「マイ ネットワーク」アイコンを開き、「ホームネットワークウィザード」を実行することで、行うことができる。

●インターネット接続の共有 【インターネット接続の共有】 WindowsMeの「ホームネットワークウィザード」を使ってインターネット接続の共有を行うと、1台のモデム/TAを複数のパソコンで共有してインターネットに接続することが可能になる。この設定が、ウィザードで行え、今までのWindowsにくらべて、とてもかんたんになった。「ホームネットワークウィザード」を使うと、そのほかに、フォルダ・プリンタの共有の設定を、対話形式でかんたんに行うことができる。

●インターネット対戦ゲーム 【インターネット対戦ゲーム】 Meには5つの新しいインターネット上で対戦できるマルチプレーヤーゲームが加わった。OSに付属するゲームだから、インターネットに接続できるMeのユーザーは誰でも対戦に参加できるわけで、世界中の膨大な数のユーザーと対戦できることになる。ゲーム中、言語の異なる他の国の人ともコミュニケーションが取れるような工夫もなされている。

●エフティーピー 【FTP(File Transfer Protocol)】 MeではエクスプローラからFTPサーバにアクセス可能になっている。FTPは、インターネットでファイルをやりとりするときの転送手順についての取り決め。TCP/IPで動作するプロトコル。ホームページのデータをサーバにアップロードするときや、サーバからデータやオンラインソフトをダウンロードする場合などに多用する。

●エムエスアイエムイー 【MS-IME】 歴代のWindowsが標準で組み込んできた日本語入力システムの名称である。MeではMS-IME2000となる。MS-IMEはWindowsをインストールすると自動的にインストールされるが、これ以外にもATOK(エイトック)などの日本語入力システムが市販されていて、MS-IMEと使い分けることができる。日本語入力システムによって、インターフェイスや変換精度などに微妙な差がある。

●エムピースリー 【MP3(MPEG audio stream Layer-3)】 MeのWindows Media Playerでも再生をサポートした。音声データはサイズが大きく、Windows標準のWAVファイルの場合、4分間の曲で約40メガになる。これでは、限られた容量のハードディスクに何曲も保存することはできないし、メールで送るのにも時間がかかって現実的ではない。一般に、圧縮すると音質が落ちるが、MP3形式で圧縮すると、音質をそれほど落とさずに、10分の1程度に圧縮することができる。

●エムペグフォー 【MPEG4】 ムービーメーカーで編集を行った動画データはMPEG4という形式で圧縮される。MPEG4は、圧縮率の割に画質がよく、高画質とは言えないまでも、画質をあまり損なわずにファイルのサイズを小さくできる。そのため、MPEG4ファイルはインターネットでの利用に適している。ムービーメーカーを使うことにより、DVビデオで撮影した動画をホームページに掲載したり、メールに添付して送ることがかんたんにできるようになる。

●クッキー 【cookie】 たとえば、オンラインショッピングで、個人情報を入力して会員登録すると、その個人情報はサーバー側に記録されるが、こちらのパソコンにも、たとえば「会員番号」がCookieとして記録される。次回以降、サイトにアクセスするだけで自動的にCookieがサーバー側に送信され、登録済みの会員として認識され、いちいち個人情報を入れ直す必要がない。便利だが、プライバシーを守れないという問題もある。Internet Explorer5.5ではクッキーの取り扱いに制限を加えることができる。

●ジップ 【Zip】 数あるファイル圧縮の手法のうちの一つ。ファイルの拡張子はzipである。PKWare社が開発したファイル圧縮技術であり、高度な数学的技法がふんだんに投入されているが、インターネットでのファイル圧縮の有用性ともあいまって、特許の問題が微妙にからんでいるようだ。ZIPは、WindowsMeの圧縮フォルダでも使われている。

●ジャバスクリプト 【JavaScript】 Meの機能カスタマイズにあちこちで使われる、Netscape社が開発したスクリプト言語。特別な開発ツールは不要で、HTMLファイルを作成するときに、HTMLタグを書き並べるのと同様に、<Script>タグを使ってJavaScriptの命令を書き並べていく。ブラウザは、JavaScriptが含まれたページを読み込むと、スクリプトを解釈し、ダイアログボックスを表示したり、ボタンが押されたら画像を切り替えたり、といった処理を実行する。

●ストリーミング 【streaming】 音声やビデオなどサイズの大きなデータをホームページ上で再生する場合、データ全体を取り込み終わってから再生するというのでは再生までの待ち時間ばかり長くなって使いものにならない。そこで,音やビデオのデータを少しづつ取り込みながら再生を行う技術が考えられた。これをストリーミング技術という。この技術によって,インターネット上での生放送も可能になった。Windows Media Playerでもストリーミング再生を行っている。

●ターミナルアダプター 【TA(Terminal Adapter)】 TAはISDN回線でモデムの役割をする機器。TAを使うと、ISDN回線の64Kbps、128Kbpsの高速性をフルに利用することができ、アナログ回線でモデムを使うのに比べて、インターネットを快適に使うことができる。WindowsMeの「ホームネットワークウィザード」を使って「インターネット接続の共有」を行うと、1台のTAを複数のパソコンで共有してインターネットに接続することが可能になる。

●ダイナミックエイチティーエムエル 【DHTML(Dynamic HTML)】 マイクロソフトによって拡張されたHTML。Internet Explorer5.5で対応が強化された。JavaScriptやスタイルシートを使って、ページ内容を変更したり、動きのあるページを作成することができる。たとえば、箱の絵にマウスポインタを合わせると、ピエロが飛び出すというようなしかけをホームページに付けることができる。しかし、ブラウザのバージョンによっては、せっかく苦労して作ったしかけも無効になってしまう。

●チャット 【chat】 MeのMSN Nessengerは結局はチャットである。チャットは、インターネット上で行うおしゃべり。参加者は2名以上必要で、画面に表示されるメッセージを読みながら、キーボードを使ってメッセージを打ち込んで会話する。文字だけでなく、画像や音声を送るチャットサービスもある。Me付属のゲームはインターネットで対戦できるものが追加されたが、これにもチャット機能が付いている。

●ディーエイチシーピー 【DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)】 ネットワークにアクセスするパソコンに、自動的にIPアドレスを割り振るなど、TCP/IPの設定に必要な情報をサーバーから自動的に取得して設定する機能。たとえば、昼間は会社のネットワークにつなぐノートパソコンを、夜は家のネットワークにつないで使うという場合、DHCPが機能しない環境、つまり、固定したIPアドレスしか使えないようになっていると、ネットワークにつなぐごとに設定が必要になって面倒だ。

●ディーエヌエス 【DNS(Domain Name System)】 インターネット関連の設定には初心者にはなじみのうすい言葉が頻発する。インターネットに接続されるコンピュータに個々に割り振られる番号をIPアドレスというが、IPアドレスは192.168.0.123のように、4個の数字の並びで割り当てられ、人間にとって意味を持つものではない。このIPアドレスを人間がわかる文字列に変換する仕組みをDNSという。たとえば、192.168.0.123というIPアドレスが、DNSによってwww.niwa.yyy.zzzに相互に変換される。

●デジタル署名 【digital signature】 新しいハードウェアをつなぐとき、ドライバがインストールされるが、そのさい、Meではデジタル署名がチェックされ、ドライバが作られた後、不正に改ざんされていないかチェックする。きちんとした署名があれば、そのドライバは信頼できるドライバということだし、署名のチェックで引っかかった場合は、インストールをやめることもできる。

●フレーム 【フレーム】 ホームページを見ていると、ページが複数の枠に分割されて表示されるページに出会う。あの枠がフレーム。各フレームは独立したHTMLファイルで、スクロールも独立して行える。フレームを使ったページは、要するに複数のHTMLファイルで1ページを構成するわけだから、ページを読み込んだり表示するのに、フレーム無しのページより時間がかかる欠点があったが、Internet Explorer5.5ではフレーム表示が改善されている。

●プレビュー 【preview】 プレビューとは、『印刷の出来栄えをあらかじめ画面上で確認する』という意味。時間と用紙を節約し、プリンタのインクやトナーを節約するため、印刷する前には必ず、プレビューを行うようにするとよい。WindowsMeのInternetExplorerはバージョン5.5となって、ようやく、印刷プレビュー機能がサポートされた。ホームページを印刷する前に、余白や文字の調整を行うことができるようになった。

●圧縮 【compression】 復元可能という条件の下で、ファイルのサイズを小さくする技術のこと。圧縮は、たとえて言えば、小さな旅行かばんに衣類をぎゅうぎゅうに押しつめるようなものだ。圧縮された状態から元のファイルを復元することを「解凍」または「展開」と言うが、これは、旅行かばんに押しつめた衣類を旅行かばんから引っ張り出すことに相当する。圧縮されたファイルは拡張子が[lha]、[zip]、[cab]などとなっているので判別できる。