「C言語 文字列操作＋ファイル入出力 完全制覇」訂正情報
p.75 リスト2-5-3
リスト2-5-3は、プログラムと実行結果が異なっております。掲載プログラムでは、実行結果は次のようになります。
・基数を指定して変換する 2進数11001010 = 202 10進数01234 = 1234 16進数0x456a = 17770 20進数a1 = 201 36進数XYZ = 44027 ・基数を指定せず変換する 11001010 = 11001010 01234 = 668 0x456a = 17770 a1 = 0 [a1] XYZ = 0 [XYZ] オーバーフローする場合strerror()によりメッセージを表示する FEDCBA654321 = 2147483647 LONG_MAX = 2147483647 Result too large
また、「pringf("%2d進数 [中略] ,n, pe);」についても、peを表示するようになっていません。以下のプログラムと差し替えてください。
#include <stdio.h>
#include <string.h> // strerror()
#include <stdlib.h>
#include <limits.h> // LONG_MAX が定義されている
int main( void )
{
char *str[] = { "11001010", "01234", "0x456a", "a1", "XYZ" };
int base[ 5 ] = { 2, 10, 16, 20, 36 };
char *err = "FEDCBA654321";
char *pe;
int i, n;
printf( "基数を指定して変換する\n" );
for ( i = 0; i < 5; i ++ )
{
n = strtol( str[ i ], &pe, base[ i ] );
printf( "%2d進数%s\t= %d\t変換した文字数=%d\n", base[ i ], str[ i ], n, ( pe-str[i] ) );
}
printf( "\n基数を指定せず変換する\n" );
for ( i = 0; i < 5; i ++ )
{
n = strtol( str[ i ], &pe, 0 );
if ( pe[ 0 ] == '\0' )
printf( "%s\t= %d\n", str[ i ], n );
else
printf( "%s\t= %d\t[%s]\n", str[ i ], n, pe ); // 変換中断の場合
}
printf( "\nオーバーフローする場合strerror()によりメッセージを表示する\n" );
printf( "LONG_MAX = %d\n", LONG_MAX );
printf( "LONG_MIN = %d\n", LONG_MIN );
n = strtol( err, &pe, 16 );
printf( "%s\n", strerror( errno ) );
return 0;
}
peに関しては、以下のように、アドレスの引き算によって、変換に参照された文字数を表示するようにしました。
printf( "%2d進数%s\t= %d\t変換した文字数=%d\n", base[ i ], str[ i ], n, ( pe-str[i] ) );
実行結果は以下のようになります。
基数を指定して変換する 2進数11001010 = 202 変換した文字数=8 10進数01234 = 1234 変換した文字数=5 16進数0x456a = 17770 変換した文字数=6 20進数a1 = 201 変換した文字数=2 36進数XYZ = 44027 変換した文字数=3 基数を指定せず変換する 11001010 = 11001010 01234 = 668 0x456a = 17770 a1 = 0 [a1] XYZ = 0 [XYZ] オーバーフローする場合strerror()によりメッセージを表示する LONG_MAX = 2147483647 LONG_MIN = -2147483648 FEDCBA654321 = 2147483647